pcunit_template.rb用のGUIフロントエンドを作った

[twitter:@goyoki]さんからEclipseでPCUnitを使う場合は、ターミナルからではなくEclipseから直接pcunit_template.rbを実行できたらいいというご意見をいただきました。

そこでpcunit_template.rb用のGUIフロントエンドを作ってみた。マルチプラットフォームで使えて簡単に実装できることを考えて、Ruby/Tkで作った。RubyとTcl/Tkのインストールが必要。
とりあえずgistに置いた。

pcunit_template_tk.rb

pcunit_template_tk.rbをダウンロードしてpcunit_template.rbと同じディレクトリに置いてください。

EclipseからPCUnitを使う方法はgoyokiさんの以下の記事を参照してください。
Eclipse CDTを使ったMacでのPCUnitの環境構築

Eclipseでpcunit_template_tk.rbを登録する
  1. メニューの実行→外部ツール→外部ツールの構成を選択
  2. 左側の"プログラム"を右クリック→新規
  3. 名前はpcunit_template_tk.rbを指定
  4. メインタブの"ロケーション"にrubyをフルパスで指定
  5. メインタブの"引数"にpcunit_template_tk.rbをフルパスで指定
  6. (WindowsCygwinRuby/Tkを使う場合は環境タブから環境変数DISPLAYに:0.0を指定。またCygwinのXサーバーが起動していること。Ruby-mswin32とActiveTclを使う場合は不要*1 )

実行するとこのようなダイアログが出る。

Suite Nameにテストスイート名をOutput Directoryに出力先ディレクトリを入力してGenerateボタンを押すとファイルを生成する。
Suite Nameはスペース区切りで複数指定できる。

Visual C++でpcunit_template_tk.rbを登録する
  1. メニューのツール→外部ツールを選択
  2. 追加ボタンを押す
  3. タイトルはpcunit_template_tk.rbを指定
  4. "コマンド"にrubyをフルパスで指定
  5. "引数"にpcunit_template_tk.rbをフルパスで指定
  6. "出力ウィンドウを使用"のチェックを付ける(DOS窓が開かなくするため)
  7. OKを押す
  8. メニューのツール→pcunit_template_tk.rbを選択して使用する
ルネサスHEWでpcunit_template_tk.rbを登録する
  1. メニューの基本設定→カスタマイズを選択
  2. メニュータブを選択して追加ボタンを押す
  3. 名前はpcunit_template_tk.rbを指定
  4. "コマンド"にrubyをフルパスで指定
  5. "引数"にpcunit_template_tk.rbをフルパスで指定
  6. OKを押す
  7. メニューのツール→pcunit_template_tk.rbを選択して使用する

*1:Windowsの場合はCygwin版のRubyよりmswin32版を使ったほうがいいかも。Cygwin版はXサーバー起動が必要だし、Output Directoryのディレクトリ指定にエクスプローラのアドレスからコピーしたディレクトリ('\'区切り)を指定できないので。